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森を追われたインコ [環境]


農地や牛の放牧地が増え、森林破壊が続きインコたちが生息地を追われ、都市での
生活を余儀なくされていることが覗える。

--
都会でインコが巣を作っている木の切り倒しを禁じる法律が出来るなど
住民に愛される鳥になり、一見生息地を見つけたかに見えるが、密猟され
る危険性を秘めていた。

密猟された個体は、ペットとしての需要が高い米国、欧州、アジアに売られていく。

--
ブラジルの都会に住むインコのみならず、世界の森林地帯から追われて、生息地を
移らなければならない事態は数多く発生している。

---
2019.09.17
森を追われたインコブラジルの都会を飛び交う
ナショジオ

インコを研究する生物学者のラリッサ・ティノコ氏が調査の日々を過ごすのは、熱帯雨林
の奥深くではない。ラッシュアワーで混雑する、ブラジル中西部マットグロッソ・ド・ス
ル州の州都カンポ・グランデだ。

6月の冬のある日、ティノコ氏はお決まりのルートを車でめぐった。緑の多い郊外、空いた
駐車場、大きな野菜畑を過ぎ、にぎやかな通りに出るそのルート上には、ルリコンゴウイ
ンコの巣が158カ所ある。ここカンポ・グランデには、少なくとも700羽のルリコンゴウイ
ンコが暮らしている。


だが、巣はすべて留守だったようだ。午後の大渋滞をのろのろと進むなか、「アーバン・
バーズ(都会の鳥)プロジェクト」の一員でもあるティノコ氏が、突然「あっ」と声をあ
げた。

前方に、陽の光を受けたルリコンゴウインコの鮮やかな胸と、大きく広げた翼が見えたの
だ。本当にあっという間に視界から消えたものの、数秒後には大きな鳴き声がした。
コンゴウインコが近くの木に止まったのだとわかる。


自然を追われて都会へ

この街に初めて数十羽のルリコンゴウインコが姿を現したのは、1999年のこと。パンタナ
ールなどで発生した深刻な干ばつや森林火災から逃れてきたのだ。

パンタナールはカンポ・グランデから約150キロ離れたところにある、日本の本州の8割ほ
どの広さがある大湿原だ。


「ここの環境は過ごしやすいという噂が、インコたちの間で広まったみたいです」とスミ
レコンゴウインコ研究所の設立者で代表者のネイバ・ゲーデス氏は話す。

カンポ・グランデのコンゴウインコを調査するアーバン・バーズ・プロジェクトは、この
研究所の活動の一環だ。

実際、カンポ・グランデでは2018年に巣の数や繁殖数が急増した。ティノコ氏の調査によ
れば、前年の133羽を上回る、184羽のルリコンゴウインコのひなが都市部で生まれたとい
う。


住民に愛される鳥たち

多くのインコと同じく、ルリコンゴウインコも、枯れたヤシの木のうろによく巣を作る。
人口約88万5000人のカンポ・グランデには、外来のヤシの木が多く生えている。

これらは高さ40メートルにもなり、在来種のヤシの木よりも広々とした巣穴を提供してく
れる。

地元住民はよく、初飛行に失敗した若いインコを巣に戻してやる。なかには巣の上に木材
で雨よけの屋根を作ってやる人もいる。


都会で待ち構える危険

とはいえ、危ういバランスであるのは確かだ。

コンゴウインコは、都市ならではの危険にさらされている。電線や電気柵に引っかかった
り、車にはねられたりしてしまうのだ。グエデス氏によれば、カンポ・グランデでは2011
年から2019年にかけて38羽のルリコンゴウインコが感電死した。1年に4羽ほどのペースだ。

また、マットグロッソ・ド・スル州では減ってはいるものの、生きた鳥や卵の密輸はいま
だに深刻な問題だという。州政府は、カンポ・グランデで密猟されたひなを過去4年で6羽
押収した。

密猟された個体は、ペットとしての需要が高い米国、欧州、アジアに売られていく。
ゲーデス氏の研究所は、地元警察やブラジル連邦当局のみならず隣国ボリビア、パラグア
イ、アルゼンチンの機関とも協力して密猟に対抗している。




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ムクドリと終わらぬ攻防 [環境]


「いたちごっこ」はどの都市も同じムクドリとの攻防は
一時的に別の場所に移動するだけという結果。

--
ムクドリは本来、害虫を食べる益鳥とされていた。
しかし、かつて生息していた農村の防風林などが減少。

人間が多い所には猛禽類などの天敵が少ないため、
大きな駅や繁華街の周辺に好んで集まるようになった。
ケヤキなどの落葉樹を好む。

--
人間目線でのムクドリとの攻防だが
「共存共生を探る姿勢が求められます」と専門家は言う。

--
ムクドリの大群が創りだすアート的なシルエットは有名であるが
群れで過ごす鳥の統制されたパフォーマンスの一つだ。 
ムクドリの大群画像 search.yahoo

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まるで一つの生き物
ムクドリと終わらぬ攻防を続けている人達も
きっと癒されることだろう。

imukaikenta
数千羽のムクドリ達による空のダンス

ダンスのような美しい動きに魅了され思わずこのムクドリの撮影

--
ムクドリがねぐらに入るまでの空のダンス。
この統制されたパフォーマンス

1945tulip
ムクドリのねぐら入り
youtube

夕方、周りから集まったムクドリの大集団。
ねぐら入りの迫力ある飛翔を見てください。

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2010年11月8日
駅前ムクドリと終わらぬ攻防 専門家「共生探るべきだ」
朝日新聞DIGITAL

街のど真ん中で街路樹や電信柱を覆い尽くすムクドリに、各地の都市が頭を抱えている。
「ギュルギュル」「キーキー」と激しく鳴き合う大合唱、大量のフン。

追い立てても、すぐそばにねぐらを移してまた戻る……の繰り返しだ。発想を変え、
共生の道を探ることを専門家は提案する。


新幹線やJRの在来線、私鉄路線が交差する福島駅。駅周辺にはいま、2万羽を超すムク
ドリが陣取っている。夕刻、旋回を繰り返して群れが合流し、数を増やしながら低空飛行
を続ける。

5時前にはロータリー近くのケヤキを埋める。昼は郊外にいるが、夜になると天敵の少な
いねぐらにやってくる。


福島市によると、2001年ごろには駅から約600メートル東の県庁付近に群れを成し
ていた。市が追い払うと福島駅付近に移り、5年前には再び東進。その後、また駅周辺に
戻ってきた。

駅の西口に密集したこの夏は、ねぐらのケヤキにはムクドリが嫌うにおいを付けたロープ
を巻き付け、枝も剪定(せんてい)した。しかし、群れは東口に移っただけだった。


日本野鳥の会福島支部の鈴木滋事務局長によると、ムクドリは繁殖期の4~6月に一気に
数を増やす。ヒナが巣立ちをする7~9月に作るのが「夏ねぐら」だ。
この時期が初冬までずれることもある。

ケヤキなどの落葉樹を好み、葉が落ちると、郊外の「冬ねぐら」へ移る。


ムクドリは本来、害虫を食べる益鳥とされていた。しかし、かつて生息していた農村の防
風林などが減少。人間が多い所には猛禽(もうきん)類などの天敵が少ないため、大きな
駅や繁華街の周辺に好んで集まるようになったという。


「いたちごっこ」はどの都市も同じだ。さいたま市は、5年ほど前からJR大宮駅で鳥が
嫌う音を流している。地上からサオで木をつつくといった方法も試みたが、一時的に別の
場所に移動するだけだった。市民からは、市が流す妨害音の方がうるさい、という苦情も
上がったという。

富山市も、JR富山駅周辺のケヤキ並木に天敵のカラスやヘビの大型模型を置いてみたが、
目立った効果はなかった。今年は試みに、鳥が嫌う成分を含んだ忌避剤を木の枝にくくり
つけた。その木には近づかなくなったが、樹木1本あたり30万~40万円という費用が
ネックだという。


攻防を終わらせる効果的な方法はないのか。ムクドリの集団ねぐらを長年研究してきた
「都市鳥研究会」の幹事・越川重治さんは、色々な対策について、ねぐらを構え始めた
初期に集中してやらないと効果が少ないと話す。

剪定やネットがけなどの対策をすべての木でやると、結局近くに別のねぐらを作るだけ
に終わる。

「下手に追いやると、常緑樹のクスノキや電線などの人工物をねぐらに、一年中住みつ
くことになりかねない。共存共生を探る姿勢が求められます」。

とまってもフン害が少なそうな木を数本程度残しておくなど、柔軟な状況判断も必要だ
という。

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リサイクルの「不都合な真実」 [環境]

2018年に中国が始めた外国ゴミの輸入禁止措置は、日本全国に大きな影響を与え
中国に輸出されていたゴミの一部は、別のアジア諸国に輸出されるようになり、
それでも行き場のない何十万トンものゴミの山が日本の各自治体内に積み上がっ
ている

--
産業界の根強い反発があるからか無為無策の政府
日本のメーカーは欧米の競合他社に比べ、ずっと遅れていても
経産省はプラスチックの使用削減について、いっさい言及していない。

レジ袋の有料化など口先だけのことはやっている。スーパーなどは
金が入ってくることは率先してやるという姑息さ。

政府が打ち出した対策はあまりにも姑息で、増え続けるプラスチック製品で
日本はやがて埋もれてしまうだろう。日本の各自治体内に積み上がっている
ゴミの山が非常に気になる所だ。

--
国民の並々ならぬ努力により、日本国内で生じた年間900万トンのプラスチック
ゴミのうち86%がリサイクルされ、焼却されるのは8%、埋め立て処理されるの
はその残った分だけ・・という立派なデータ。

国民によってゴミが分別され出された後、ゴミが回収されどう処理されてい
るか誰も知らない。日本の各自治体内に積み上がっているゴミの山がどうして
出来るのかも・・

取材を進めると、別の事実、リサイクルの「不都合な真実」が見えてきた。


---
2019/09/08
ゴミの分別は頑張るのにビニール袋は浪費する不可解な日本人─米紙が唖然
headlines.yahoo / courrier

ゴミの分別には異常なほどの情熱を燃やすのに、買い物や日常生活ではビニール
袋を湯水のように使う──この日本人の矛盾に疑問を持った米紙の記者が、日本の
ゴミ事情に隠された「不都合な真実」を解き明かす。


おもてなしと清潔志向が生んだ「過剰包装」

日本のスーパーで私はよくベーグルを買う。それらは個別に密封されたビニール
袋に入って売られている。レジで何も言わないと、店員はそれらをさらにビニール
袋に入れ、他に買ったものと一緒にレジ袋に入れて差し出す。

つまり、ベーグルは三重に包装されたことになる。

このように日本では、過剰包装が頻繁に見られる。


ゴミ分別への異常な情熱


同ガイドブックの8ページ目の「注意!」という警告マークの下には、内側が銀色
の冷凍食品やスナック菓子の袋は、プラスチックの識別マークが付いている場合に
限り、「プラスチック製容器包装」とみなされると書かれている。

だが、たとえ同じマークが付いていたとしても、家庭用の医薬品のビニール袋は
燃えるゴミとして分類されるという。

「日本のリサイクルのルールを理解するには博士号が必要だ」というのは、
日本在住の外国人の間では定番のジョークだ



リサイクルの「不都合な真実」

日本では分別方法が細かく指定されているにもかかわらず、収集されたプラスチッ
クゴミのおよそ58%はサーマル・リサイクルと呼ばれる方法で処理されている。
熱や電気としてエネルギーを再利用するために焼却されているのだ。


また、14%が民間業者によってアジアの開発途上国に輸出されている。その14%に
ついては、本当にリサイクルされているのか、焼却もしくは埋め立て処理されてい
るのか、あるいは海に投げ捨てられてしまっているのか、真相はわからない。

それ以外のわずか14%だけが実際に国内でリサイクルされており、そのほとんどは
粉砕され、新たなプラスチック製品に生まれ変わる。

マレーシアのクアラルンプール国際空港に集められたゴミ。2019年5月、マレーシ
ア政府は日本など先進国から不法に送られたゴミを発送元に送り返す措置を発表
だが、多くの一般の日本人はこのような現実を知らない。

サステナビリティのコンサル企業「ニューラル」の夫馬賢治CEOは、こうした状況
が起きるのは「日本人は政府を信用しすぎる傾向にある」からだと指摘する

「ゴミが回収された後でどう処理されているか誰も知らないのに、国民は政府が
しっかりやってくれていると信じているのです」


ゴミ分別の努力への裏切り

ゴミ問題に関して日本がもうひとつ誇りにしているのが、日本の先進的な技術が生
んだ焼却炉フィルターだ。このフィルターを使えば、プラスチックを燃やす際に発
生する有毒なダイオキシンが分解できる。その技術はアジアの他地域にも輸出され
ている。

だが、有毒なダイオキシンが発生しなくとも、化石燃料である石油から作られたプ
ラスチックを燃やせば、二酸化炭素が大気中に放出され、地球温暖化の原因になる
ことに変わりはない。

国際NGO「GAIA(世界焼却反対連盟)」のシリーン・ラチェッド氏は、日本のこの
技術を「市民のゴミ分別へのあらゆる努力に対する裏切り行為だ」と断じた。

「ゴミ処理の管理運営において、最も労力と費用のかかる分別作業を消費者が引
き受けてくれる状況で、有効にリサイクルをしない理由はないはずです」


東京湾のイワシの8割からプラスチック

前述した日本からのゴミの輸出は、アジア全域に拡大する環境問題の一因になって
いる。2018年に中国が始めた外国ゴミの輸入禁止措置は、日本全国に大きな影響を
与えている。

これまで中国に輸出されていたゴミの一部は、別のアジア諸国に輸出されるように
なり、それでも行き場のない何十万トンものゴミの山が日本の各自治体内に積み上
がっているのだ。



プラスチック削減に対する産業界の根強い反発

プラスチック廃棄物に対する日本人の意識は低いが、「使い捨て文化」からの脱脚
を訴える新聞などもあり、少しずつ関心は高まっている。

全国にスーパーマーケットや小売店を展開するイオングループは、全3085店のう
ち1700店以上でレジ袋の無料配布をやめている。2020年2月までには2500店まで増
やす予定だ。

コンビニエンスストア「セブン-イレブン」は、2030年までにレジ袋を全廃する方
針を示している。


だが、日本の産業界の動きはまだ鈍い。与党と経産省が密接に関わって方針を決め
ているため、プラスチックに対する変革への抵抗は大きい。

小売店やレストランの多くは脱プラスチックの動きを見せているが、従来のやり方
に固執するメーカーからの反発はすさまじいと前出の夫馬氏は語る。

「日本のメーカーは欧米の競合他社に比べ、その点でずっと遅れています。それで
もなお、経産省はプラスチックの使用削減について、いっさい言及していません」

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森を燃やす人々 [環境]


ディーノの家族ほど激しく環境を破壊している人々に、わたしは会ったことが
ない。同時に彼らは、このうえなく親切な人々でもある。彼らは極めて厳しい
環境の中で、過酷な労働をしながらなんとか日々を生き抜いている。

そのため、アマゾンが直面している問題に対する彼らの見方や理解は、わたした
ちのそれとは大きく異なる。

--
重大な問題は、そうした火災の大半が人災であることだ。シベリアやアラスカで
相次いでいる、自然発火による大規模火災とはわけが違う。森林があまりに広範囲
に破壊されたせいで、一帯の気候は変わりはじめ、雨が降らなくなっている。

しかし
森を燃やす人々、彼らは極めて厳しい環境の中で日々の生活のために燃やす。
そして「何年かしたら、ここでウシを飼えるぞ」という。

「“悪人”牧場主の手口と現実」とあるように、明らかに森を燃やす背後には、
肉を食うという欧米の文化がある。自然を破壊するという文化がある。

--
森林破壊は2019年から急速に進み、森林火災は2018年から85パーセント
増加している。ディーノの家族は悪人でもなんでもない、わたしたちが
なすべきは、ウシを食べるのをやめることだ。


---
2019.01.25
肉を半分に減らさないと地球に「破滅的被害」
2050年、100億人時代に向けて英医学雑誌が大胆な食の改革を提言
ナショジオ

食を取り巻く一大産業。その商品の多くは、体重を減らし、筋肉をつけ、長生きを
したい人々の需要に応えるべく生産されている。

だが、増え続ける世界の人口は2050年までに100億人に達するとみられており、そ
の全てに食料を供給するために、これからの食生活はどうあるべきかといった研究
が盛んに進められている。

---
2019/09/07
アマゾンの森を燃やす人々に密着“悪人”牧場主の手口と現実
headlines ナショジオ

ブーショがこちらを振り返って言った。「君がやれよ」。
一瞬考えてから、わたしは首を振り「やらない」と返す。「やりなって」


彼らと同じように働きたいと思ってはいたが、悪事に手を貸すのはごめんだった。
わたしの神経は張り詰め、心臓が早鐘のように鳴っている。ブーショはすっかり
興奮しており、ニヤニヤ笑いを止められないようだ。


彼の足元に積もる落ち葉の上には、黒光りする液体がかかっている。油とガソリン
を混ぜたそれは、ブーショが左手に持つ古いミネラルウォーターのボトルからまか
れたのだ。わたしに向かってからかうように首を振ってから、ブーショは腰をかが
め、ライターを使って黒い液体に点火した。

彼が手を引っ込めると同時に、火が炎となって燃え上がる。数秒のうちに、炎が
周囲の葉に広がると、上方の枯れ枝に燃え移った。1分もたつ頃には、炎は3メート
ルの高さになり、地面にたっぷりと積まれた枯れ枝の中を燃え進んでいた。

この瞬間を、彼らは1年以上前から計画していた。木々は昨年のうちに切り倒され、
乾期の終わりに燃やせるようにと、雨期の間もずっと放置されていた。

ブーショの父親のディーノが歓声を上げ、パチパチと弾ける炎の音に負けじと、わ
たしに向かって声を張り上げる。

「何年かしたら、ここでウシを飼えるぞ」


わたしはディーノの写真を撮ろうとしたが、火の勢いが激しすぎた。カメラは顔に
あたる熱を一瞬だけ遮ってくれるものの、手が火にあぶられ、指の毛がチリチリと
焼けてきたため、急いで後ろに下がるしかなかった。


またたく間に広がる巨大な炎に焼かれる森を間近に眺める気分は、とても言葉では
言い表せない。そのパワー、恐怖、体を駆け巡るアドレナリン。顔の皮膚が剥がれ
るかと思うほどの想像を絶する熱が、目に見えない壁のように迫ってくれば、もう
走って逃げる以外の選択肢はない。


10分もしないうちに、あたりは炎が荒れ狂う地獄と化していた。ディーノがわたし
のところへ走ってきて、早く森の中の安全な場所まで逃げろと急かした。

ディーノとその家族の家に、わたしは10日ほど前から滞在していた。わたしは彼ら
が熱帯雨林でどんな風に暮らし、どんな風に働いているのかを知りたいと思ってい
た。


彼らは森を焼き払って牧場を作っている、いわゆる“悪人”だ。アマゾン西部の大
半が破壊されたのは彼らのような人々が原因であり、こうしたやり方はもう何十年
も前から続けられている。

わたしは彼らの家に泊まり込み、彼らと一緒に働いた。子ウシに焼き印を押し、
ウシにワクチンを注射し、ウシを解体し、ブタをつぶし、フェンスの修理をした。
両手は水ぶくれができ、乾いた血がこびりついて、ひどいありさまになった。


夜には、ディーノが抱える大勢の家族と一緒にテーブルにつき、肉を焼いてビール
を飲みながら談笑した。わたしはすぐに彼らのことが大好きになり、これまで出会
った中でもとりわけ温かく優しいこの人たちに、すっかり魅了された。

そして、もし彼らが“悪人”だというのなら、それは間違った烙印なのではない
かと考えるようになった。


森林破壊は2019年から急速に進み、その結果、アマゾン盆地南部では何千件もの火
災が起こるようになった。ブラジル国立宇宙研究所のデータによると、森林火災は
2018年から85パーセント増加している。

アマゾンで今起こっている火災の主な原因はおそらく、ウシを放牧する牧場にある
のだろう。アマゾンには数千人にのぼる小規模牧場主がいる。

彼らは木を伐採し、森を焼いて牧草地に変える。そのせいで、アマゾン全域は毎年
、大規模な火災に繰り返し見舞われている。


重大な問題は、そうした火災の大半が人災であることだ。シベリアやアラスカで
相次いでいる、自然発火による大規模火災とはわけが違う。

森林があまりに広範囲に破壊されたせいで、一帯の気候は変わりはじめ、雨が降ら
なくなっている。こうした気候がさらに、焼畑による被害に拍車をかける。


より大きな視点から見ても、雨林を破壊して牧場にするというのは、きわめて愚か
な行為と言える。雨林は炭素を閉じ込め、大気中に出ていかないように蓄えてくれ
る。これは人類にとって不可欠な、ありがたい機能だ。

木を切って燃やしてしまえば、閉じ込められていた炭素が大気中に戻される。そう
して作った土地でウシを飼うというのはつまり、森の木と、恐ろしい量の温暖化ガ
スを生み出す動物とを交換するということだ。


ディーノの家族ほど激しく環境を破壊している人々に、わたしは会ったことがない
。同時に彼らは、このうえなく親切な人々でもある。彼らは極めて厳しい環境の中
で、過酷な労働をしながらなんとか日々を生き抜いている。

そのため、アマゾンが直面している問題に対する彼らの見方や理解は、わたしたち
のそれとは大きく異なる。


わたしにとって、アマゾンはとてつもなく貴重な生命の宝庫であり、何を犠牲にし
ても慈しみ、守るべき存在だ。世界中が、すべての人類が、アマゾンを必要として
いる。ディーノにとって、アマゾンは広大かつ再生可能なリソースであり、自分と
家族に生活の糧を与えてくれる場所だ。

ディーノと長い話をするうち、彼がわたしと同じくらいアマゾンを大切に思ってい
ることに、わたしは気がついた。ただ彼のものの見方が、わたしたちと大きく違っ
ているだけなのだ。


火災の翌朝、わたしは現場に戻ってみた。黒と灰色の地面で煙がくすぶっている。
倒れずに残った数本の木の幹から、青い煙が立ち上る。まるで人間の愚かさを象徴
する、焼け焦げたトーテムポールのようだ。

倒れて黒い炭になった木の間をゆっくりと歩いていくと、ブーツの下から灰が渦を
巻いて立ち上る。木の内部はまだオレンジ色に輝いている。


わたしは混乱し、怒りを感じていた。わたしの怒りの矛先は、ディーノとその家族
に向けられていたのだろうか。そうではない。

もし経済的な豊かさをほとんど望めない国で家族を養わなければならないとしたら
、わたしだって同じことをするだろう。では、彼らのやることを放っておけばいい
のだろうか。それも違う。


わたしたちがなすべきは、ウシを食べるのをやめることだ。特にブラジルのウシは
、食べるべきではない。アマゾンが重大な転換点を迎える前に、緊急に、徹底的に
、この場所を脅かすプレッシャーを取り除かなくてはならない。


しかしこれを実行した場合、ディーノのような人々はどうなるだろうか。この問題
を避けて通ることはできないし、避けるべきではない。そこには現実の人々の生活
がかかっているのだから。

そして好むと好まざるとにかかわらず、今雨林に暮らしているのは彼らなのだ。こ
の問題を善人対悪人という枠組みに押し込めようとすることは、ただ解決から遠ざ
かるばかりで、何も生みはしないだろう。



アマゾンが直面する問題は今、かつてないほど深刻さを増している。課題は無数に
あり、複雑に絡み合っている。それでも解決が不可能なわけではない。

わたしたちがすべきなのは、牧場主にとっても森林にとっても利益のある実際的な
経済モデルに基づいて、どこに、どのように重きを置くかを決めることだ。

ブラジルのアマゾンが抱える問題のひとつに、現在の行政が規制を緩め、伐採した
り、焼いたりすることができる土地を増やしてしまったことがある。

こうしたやり方が、アマゾンにとっても、世界全体にとっても、壊滅的な結果をも
たらすことになるかもしれない。

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汚染水の放出計画 撤回促す北朝鮮 [環境]


溜まりにたまったフクイチ汚染水
処分方法には「薄めて海に放出する」選択肢が含まれている。

--
韓国の言動に同調したのか、珍しく北朝鮮が
汚染水放出を「反倫理的犯罪行為」とし、放出計画を直ちに撤回するよう促した。

対南宣伝メディア「わが民族同士」は1日「核災難を起こそうとする島国
種族の反倫理的蛮行」という見出しで論評。

--
わが民族同士は

「世界には原発を運営する国々が少なくないが、自国の利益のために他の国々と
民族の生存まで脅かして核汚物をむやみに捨てるという国はただ島国の野蛮である
日本しかない」として

「過去、わが民族に推し量ることのできない不幸と苦痛を強要した島国種族が今日
では放射能汚染水で核災難を起こそうとしていることに対してすべての同胞が怒り
で震えている」と非難

--
汚染土を全国拡散、更には再利用の道まで作った現政権。
昨年で限界までわずか14万トン程度と言われていた汚染水、無言のまま
既に垂れ流ししていることも考えられる。そして後から漏水の報道・・

現政権で汚染土もこうしなければ持ち堪えてこれなかった日本の重い
現実がここにある。


--
フクイチ汚染水「薄めて海へ放出」で大丈夫なのか?2
voice74 2018-11-28

汚染水はたまりにたまり、原発敷地内での貯留は限界に近い。
容量の限界までわずか14万トン程度

フクイチ汚染水「薄めて海へ放出」で大丈夫なのか?

「核災害で発生した廃棄物で、これほどの量を意図的に海洋放出することは
前例がなく、環境・市場・国際的影響は予想できません」

「原発の敷地外にもタンク用地を確保するなど、早急に対策をとるべきです」


--
フクイチ汚染水「薄めて海へ放出」で大丈夫なのか?
voice74 2018-11-17

原発事故の「アンダーコントロール」発言は多くの人が知るところだ。
だが放射能汚染水の問題は全く「アンダーコントロール」されていない。


「タンク容量は上限137万トンとされていますが、台風などでの水の急増やALPS運
用に必要な容量を差し引くと、約126万トン。現在、約112万トンの汚染水があり、容量の
限界までわずか14万トン程度に迫っています」

処分方法には「薄めて海に放出する」選択肢が含まれていたため3会場はいずれも
紛糾、エネ庁や小委員会への批判、海洋放出への反対意見が圧倒的多数を占めた。


---
2019年09月02日
北朝鮮「日本の放射能汚染水の放出反倫理的犯罪…直ちに撤回を
中央日報

北朝鮮が日本の福島原発の汚染水放出問題について初めて立場を明らかにした。
北朝鮮は汚染水放出を「反倫理的犯罪行為」とし、放出計画を直ちに撤回するよう
促した。

北朝鮮の対南宣伝メディア「わが民族同士」は1日「核災難を起こそうとする島国
種族の反倫理的蛮行」という見出しの論評で「安倍輩党は全体朝鮮民族と国際社会
の厳重な警告を肝に銘じ、むやみに軽挙妄動してはならず、放射能汚染水を海に放
流させようとする計画を直ちに撤回しなければならない」と明らかにした。

また「万一、日本が放射能汚染水を海に放流させる場合、数カ月で済州道(チェ
ジュド)付近海域まで汚染され、1年内には朝鮮東海全水域が、後ほどには太平洋
全体が汚染されて人類に深刻な被害を与えることになる」と添えた。

メディアは国際環境団体の懸念も伝え、日本に向かった批判の度合いを高めた。
「国際環境団体の懸念の通り、朝鮮東海が死の海に、人類の災難に変わる場合、
その被害の第一の対象が朝鮮半島になるというのはあまりにも自明だ」とした。

わが民族同士は「世界には原発を運営する国々が少なくないが、自国の利益のた
めに他の国々と民族の生存まで脅かして核汚物をむやみに捨てるという国はただ島
国の野蛮である日本しかない」として

「過去、わが民族に推し量ることのできない不幸と苦痛を強要した島国種族が今日
では放射能汚染水で核災難を起こそうとしていることに対してすべての同胞が怒り
で震えている」と非難した。

また「北と南、海外の全体の朝鮮民族は島国種族の反倫理的犯罪行為によってわ
が青い海が核汚物で汚されることを絶対に容認しないだろう」とし、

「この機会に積もりに積もった怨恨を総爆発させて安倍輩党を断固として懲罰する
だろう」と警告した。

一方、先月、国際環境団体グリーンピースのショーン・バニー独事務所首席原子
力専門家は「エコノミスト」の寄稿文を通じて「安倍内閣と東京電力が福島第1原
発にたまっている高水準放射性汚染水100万トン以上を太平洋に放流する計画を
推進している」として「特に、韓国は危険から抜け出すことが難しい」と主張した

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富士山の登山環境を鑑みる [環境]


山頂まであと200メートルほどのところでの落石事故。
富士山の登山環境を鑑みると、いつ起きてもおかしくない事故だった。
恐れていた事故が、起きてしまったと関係者はそう口をそろえる。

--
吉田ルートは富士山登山者の7割程度が集中する人気ルート。
多い日で1日5千人超。山頂でのご来光をめざす人は山小屋の定員や予約状況から
3千人を超える日もあると。

これだけの人数が鈴なりに連なり、狭い登山道を一歩一歩登っていく。渋滞で身動
きが取れなくなることもある。事故があった日も、シーズンが終わりに近づくなか
で数少ない晴天が見込める日とあって、休日並みの込み具合

--
「山頂でご来光を見たいと焦る気持ちから登山道のロープをまたいでルートを外れ
、上を目指そうとする人や、逆に休憩するために道を譲ろうとコースを外れる人が
少なくありません」

--
登山環境に相まって、登山者で鈴なりになる状態は世界文化遺産と言うにはほど遠
く、これ程の人が来る場所にしては、心もとない感じがすると同時に、ルートを外
れ、コースを外れる人も少なくないという、二重の心もとなさがある。

富士山は登山もできる世界文化遺産である前に、聖地、聖域であることに心したい

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2019/09/02
富士山「ご来光」見たさで登山ルートを外れ… 
マナーの乱れが引き起こす落石リスク〈AERA〉
headlines.yahoo AERAdot.  

富士登山.JPG
吉田・須走口山頂のご来光直後の光景。写真は昨年8月5日に撮影したものだが、
例年、登山者で鈴なりになり、山頂はごった返す


いまや海外からの登山者も急増する富士山で起きた痛ましい事故。
その原因はともあれ、ご来光見たさに焦る気持ちが落石につながることもある。

恐れていた事故が、起きてしまった。関係者はそう口をそろえる。


8月26日、東京都在住のロシア人女性(29)が富士山の山頂付近で落石にあい、亡く
なった。落石が自然に起きたものなのか、人為的なものなのかはわかっていない。

しかし、富士山の登山環境を鑑みると、いつ起きてもおかしくない事故だった。


山梨県警によると事故が起きたのは朝5時ごろ。被害女性は日本人の夫とともに、
前日25日の午後9時ごろに5合目の登山口を出発。夜通し登って山頂まであと200メ
ートルほどのところで落石にあったという。


富士山の山頂付近にはこの時間帯、山頂でご来光を見ようとする人の長い列ができ
る。女性のように前夜に登山口を発ち、徹夜で登る人もいるが、多くは途中の山小
屋で仮眠してから出発する。

女性が登っていた吉田ルートは富士山登山者の7割程度が集中する人気ルートで、
本8合目で別のルートと合流してさらに混雑度が増す。


このルートから登山する人は、多い日で1日5千人超。うち、山頂でのご来光をめざ
す人がどれだけいるか正確なデータはないが、山小屋の定員や予約状況から考える
と3千人を超える日もあるとみられる。

これだけの人数が鈴なりに連なり、狭い登山道を一歩一歩登っていく。渋滞で身動
きが取れなくなることもある。事故があった日も、シーズンが終わりに近づくなか
で数少ない晴天が見込める日とあって、休日並みの混み具合だった。


そんな日には必ず起こる問題がある。長年、富士山専門誌の編集に携わる山岳ライ
ターの佐々木亨さんはこう話す。

「山頂でご来光を見たいと焦る気持ちから登山道のロープをまたいでルートを外れ
、上を目指そうとする人や、逆に休憩するために道を譲ろうとコースを外れる人が
少なくありません」


県や山小屋関係者の尽力もあり、富士山の登山ルート中には落石につながりそうな
石は多くない。しかし、ルートを一歩外れると、もろい石や崩れやすい石がいたる
ところにある。

シーズン中は要所に誘導員が配置されるが、ルート中すべてを監視するのは不可能
。なかには誘導員の制止を振り切ろうとする人さえいる。

大きな事故にはつながらなかったが、これまでもルートを外れた登山者が石を落と
し、下から登ってくる登山者にぶつかったり、ぶつかりそうになる事例は散見され
た。


山頂の山小屋で働きながら富士山の撮影を続けるフォトグラファーの小岩井大輔さ
んも同様の指摘をする。

「山頂でも、ロープをまたいで立ち入り禁止場所に入る人が後を絶ちません。
シーズン中に注意しない日はないくらい。少しでもいい場所でご来光を見たいのは
わかりますが、危険です」


立ち入り禁止にしているのは、立ち入った人自身が危険な場合もあるが、落石を引
き起こして下にいる登山者が被害を受ける恐れが大きいからだ。

「落石にまで頭が回っていない人が多い。でも、混雑する登山道上に石が落ちれば
避けようがありません」(小岩井さん)


富士山はもともと落石の多い山だ。1980年には死者12人を数える大規模な落石事故
が起きている。7合目付近から転がり落ちた石が5合目の車を直撃し、車内にいた人
が亡くなった例もある。

それでも近年、重大事故が起きていなかったのは、危険な石を取り除いたり、落石
避けの遮蔽物を設けたり、登山ルートを書き換えたりといった努力が続けられてき
たからだ。


今回の事故が、立ち入り禁止場所に立ち入ったことで引き起こされたのかはわから
ない。だが、身勝手な行動が無関係な誰かの命を奪うことにもつながりかねない。
山に登る以上、そのことは肝に銘じておきたい。

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環境汚染のブーメラン [環境]


人間活動が大自然の環境を汚染し、それがブーメランとなって人間に戻って
きている現実がここにある。

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ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど
西洋諸国に暮らす男性たちの精子数の推移

「明確な原因は特定できていないものの、農薬をはじめとした化学薬品による
影響のほか、喫煙、肥満、ストレスといった日常の生活習慣まで、
男性の生殖機能を衰退化させるあらゆる可能性を考慮すべき」


--
内分泌攪乱物質
voice74 2018-05-19 
「内分泌かく乱化学物質とは、外来性の物質または混合物であって、
内分泌系の機能を変化させ、その結果として健全な生物、その子孫、
その(準)個体群に対し有害な影響を引き起こすもの」

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マイクロプラスチック汚染2
voice74 2018-05-25
危険なのは、これが環境中に入ると、可塑剤として広く用いられる
フタレート・ビスフェノールA(BPA)などの化学物質を放出する点、
プラスチックに含まれる添加剤が海洋環境中に放出される点だという。

これが食物連鎖の全段階で生体組織内に蓄積され(生物濃縮)、
人間の体内に取り込まれまれる恐ろしさがある。

「添加剤の中には内分泌攪乱物質が含まれ、その生物多様性や食の安全性、
人間の健康に対する悪影響についてはまだ解明が始まったばかりです。」

--
マイクロプラスチック汚染
voice74 2018-05-24
マイクロプラスチック自体と、
それに付着した有害物質(PCBやDDTなど)を
摂取し生物濃縮によって海鳥や人間の健康にも影響する
ことが懸念されている。

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2017/08/05
男性の精子数、過去40年で半分以下に。

核戦争でも、気候変動でも、ましてや宇宙人襲来でもないところから、
「人類滅亡の危機」がもたらされるかもしれない。

世界中から子どもが消える……そんなSFのような未来が、本当にやってくる?

男性の精子数
40年間で約6割減

科学者たちが突き止めたのは、
この40年の間に男性たちの精子の数が激減しているという事実。
このままでは人類の存続すら危ないと警鐘を鳴らすものも。

ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど
西洋諸国に暮らす男性たちの精子数の推移を調査したのは、
ヘブライ大学の研究者たち。

1973年から2011年まで、40年分のデータから見えてきたのは59.3%の減少、
さらには今も年間平均で1.4%ずつ減っているという現実だ。
これまでにのべ185回(被験者数約43,000人)におよぶ調査が実施されて
いるらしく、精子の濃度すら薄まっている事実さえも明らかに。

前のめりにがっつくこともなく、どちらかといえば恋愛に奥手、
そんな草食化した男性たちのイメージが、ふと頭に浮かんだ。
くだんの研究結果にどれだけ起因しているかは定かでないにしても、
こう考えれば理屈は通る。

それにしても、だ。この40年、男たちのカラダに何が起きていたのか。

肉体的にも、精神的にも、
環境が“オトコ”を追い詰める

たとえば、アメリカ海洋大気庁(NOAA)が示すデータによると、
1970年代後半から2000年にかけて、大規模な温暖化が起こっていることがわかる。
もちろん気候変動だけが原因ではないにせよ、「精子は熱に弱い」
という性質からも、上昇し続ける気温に少なからず影響を受けていると
考えるのが自然じゃないか。

だが、今回の研究チームを率いたHagai Levine教授に言わせると、
原因は我々の日常にも潜んでいるようだ。
「The guardian」に以下のような見解を述べている。

「明確な原因は特定できていないものの、農薬をはじめとした化学薬品による
影響のほか、喫煙、肥満、ストレスといった日常の生活習慣まで、
男性の生殖機能を衰退化させるあらゆる可能性を考慮すべき」

ただ、彼らの所見に対しては懐疑的な見方もあるようで、
男性の精子減少が必ずしも人類滅亡を助長させるものとは限らない、
と反論する専門家も。

ところで、ボクら日本人の実態はどうなのだろう。

前述の通り、これまでの研究はすべて西欧諸国に限ったもので、
実のところアジア、アフリカ、南米の男性には、精子の減少は見られなかった
そうだが、これ自体そもそもの調査対象に入っていないことが理由だとか。
それでもLevine博士は、これらの地域でも同様に減少の可能性があると懸念する。

この調査研究、まだ結論が出たわけじゃないため、
今すぐどうこうの話ではないそうだ。
が、ことの程度は別としても数字が示すように半減となれば、
いくらなんでもライフスタイルの変化で済むハナシではないんじゃ
(と緊張感をもって)。

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洋上発電のロードマップ [環境]


国内の再生可能エネルギーは電力会社、原発村の強大な利権に抑えられ
、小さい初期投資で済む太陽光や風力の発電所が、利益に結び付かず
撤退を余儀なくされている。

--
そんな折の政府の洋上発電のロードマップ提示は、国家主導で洋上発電に
世界で最も力を入れている中国に対抗するかのようなものだ。が

清水建設が超大型洋上風車の建設に対応できる世界最大級の作業船を建造する
兆しを見せている。日立造船などは合同会社を設立し、5年先の稼働開始を目指
して活動を始めた。

--
大企業が乗り出せば電力会社、原発村の強大な利権に風穴を開けることが
期待できる。欧州各国、中国に学びながらでも石油に代わるエネルギーの開発に
力を入れていくべきだろう。

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2019/9/04
わが国は2030年の電源構成で再生可能エネ
vpoint

わが国は2030年の電源構成で再生可能エネルギーの割合を22~24%とする目標を
設定している。比較的小さい初期投資で済む太陽光や風力の発電所が各地に建設さ
れたが、採算が取れず撤退している所が少なくない。

去年秋の臨時国会で成立し、今年4月施行の法律に「洋上新法」がある。既に海外
では発電源としての割合が大きい洋上発電を促進させるのが目的で、近海の風力利
用ルールを定めた。


これまでも国内に発電所の候補地が幾つかあったが、環境アセスメントの取り扱い
の問題で地元や観光業界が反対し、投資規模が膨大で大半の企業が建設に二の足を
踏んだ。

今回、政府が洋上発電のロードマップを示し、事業者を後押ししようというもので
時宜を得ている。


早速、500億円を投じ、超大型洋上風車の建設に対応できる世界最大級の作業船を
建造することを決めたのが清水建設。建設受注だけでなく「自らが事業主となって
洋上風力に投資することも視野に入れる」(井上和幸社長)と。

青森西北沖の洋上風力発電の事業運営に向けて日立造船などは合同会社を設立し、
5年先の稼働開始を目指して活動を始めた。洋上発電の先進地域である欧州各国の
ノウハウも学びたい。

隣国に目を向けると、中国は原子力発電所の建設に血道を上げ、さらに国家主導で
洋上発電に世界で最も力を入れている。わが国も石油に代わるエネルギーの開発を
停滞させることは許されない。

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北緯82度の研究基地 [環境]


グリーンランド北東部にあるデンマーク軍のノード基地
気候変動の影響を調査する研究者にとって、この基地の立地は
願ってもないほど良い。

地球の気候変動は、隔絶された極北の地で調査されていた。

--
「私たちの地球に、いったい何が起きるのか?」
という、気候変動の時代における最大の疑問を解くのに役立つ

--
「皆さんがそれぞれの役割を果たせるよう、自分たちの役割を果た
しているだけです」と研究者はいう。

自分の仕事がほかの人の仕事に役立っているという実感、
北極では「それがはっきりとわかるんです」と。


--
こういう所で仕事をしていると、自分の仕事が他の人の仕事に
すぐ役に立つという実感が、社会で仕事している時と違って反応が
感じられるようです。

北極圏で温暖化が進んでいる今日、地球全体への影響、地球に何が
起きるのかを解き明かすのに、効率のよい研究環境のようです。

---
2019.08.31
グリーンランド、北緯82度の研究基地とは
地球の気候変動は、隔絶された極北の地で調査されていた
ナショジオ

夏の夕暮れ時、兵士たちはシャツも着ずに屋外でくつろいでいる。ある者はギター
を弾き、ある者は本を読む。何ともリラックスした雰囲気だが、ここはグリーンラ
ンド北東部にあるデンマーク軍のノード基地だ。

遠くで発電機のうなる音が聞こえ、時折、2頭のグリーンランド犬がほえる。

この基地の日常的な任務の大半が科学調査に関するものだ。北極圏では地球上のど
こよりも速く、温暖化が進んでいる。

気候変動の影響を調査する研究者にとって、この基地の立地は願ってもないほど
良い。世界最大の国立公園に位置し、北緯はおよそ82度で、滑走路があるためアク
セスしやすいからだ。

ここはもともと、気象観測所として1952年に造られた施設で、基地というよりは、
飛行場を備えた小さな村といったところだ。

広大な敷地に宿舎や研究棟、発電小屋や厨房棟、集会場などが25棟以上あり、世界
一流の研究を行えるインフラが整い、春から秋までは、さまざまな国から研究グル
ープや支援作業員、パイロットや技師、軍関係者など多彩なゲストも訪れる。


北極だから得られる実感

トーマス・クルンペンはドイツのアルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所の上席
研究員で、この基地での航空調査を率いる。クルンペンたちの観測データは気候モ
デルに入力され、気候変動がこのまま続いた場合、何が起こるかを予測する。

北極に関する情報は、世界各地の気温や海面の上昇をはじめ、地球全体への影響を
予測する上でなくてはならないのだ。

ほかにも、気象観測用の気球を飛ばす研究者、穴を掘って雪のサンプルを採取する
研究者、ホッキョクグマに襲われないよう番犬を見張りに立てて一晩中、計器を見
つめる研究者がいる。

そうやって地道に集めた情報が、「私たちの地球に、いったい何が起きるのか?」
という、気候変動の時代における最大の疑問を解くのに役立つだろう。政治的にも
科学的にも議論の多い、この問題に答えるためには、多くの地点で長期にわたって
集められたデータが必要なのだ。

北極圏では、専門的なスキルをもつ兵士がいなければ、こうした調査研究は何一つ
進まない。だが、そんな兵士の一人であるイェスパー・ユール・ハンセンは、それ
がいとも簡単なことのように語る。「皆さんがそれぞれの役割を果たせるよう、自
分たちの役割を果たしているだけです」

「本国の暮らしではわかりにくいですが、私たちは何をするにも、多くの人の力を
借りています」とハンセンは話す。

「また、普段は自分の仕事がほかの人の仕事に役立っているという実感も、あまり
もてません」。しかし、北極では「それがはっきりとわかるんです」

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永久凍土が融解して何が起きるのか [環境]


北極圏では、空気を冷やしてくれる海氷も失われるので、温暖化の
進行速度がほかの地域の2倍に跳ね上がる。

冬の暖かさは永久凍土そのものにも伝わって、融解を加速させる。
今の急速な変化がずっと続くとしたら、これは一大事。

--
毎年1月半ばには活動層が完全に凍結するところ、積雪のせいで2月まで
凍結せず、この変化が続けば永久凍土の融解は更に加速され、この先何が
起きるのか分からない。

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2019/08/30
永久凍土はもはや永久ではない何が起きるのか
headlines.yahoo

「今の急速な変化がずっと続くとしたら一大事」と研究者

「3年前は、永久凍土の地表温度はマイナス3℃でした。それがマイナス2℃になり
、マイナス1℃になり、とうとう今年はプラス2℃になってしまいました」と北東科
学基地の設立者、セルゲイ・ジモフは言う。

ある意味それも当然だ。というのも、19世紀後半以降の記録では、地球の平均気温
が高かった年のトップ5は、すべて2014年以降になるからだ。

さらに北極圏では、空気を冷やしてくれる海氷も失われるので、温暖化の進行速度
がほかの地域の2倍に跳ね上がる。

しかし、2018年のジモフの報告は、それまでとは違っていた。冬に凍土が融解して
いるのだ。その現象は北極圏の外でも重要な意味をもっていた。

原因は、皮肉なことに大雪だった。シベリアは乾燥しているが、数年前から雪が激
しく降るようになっていた。

雪は毛布の役割を果たし、夏の間の熱を土壌に閉じ込める。ドイツにあるマックス
・プランク生物地球化学研究所のマティアス・ゴーケデが、チェルスキーから18キ
ロ離れた場所で調査したところ、積雪は5年前の2倍、そして2018年4月には、活動
層の温度が6℃も上昇していたのだ。


起こらなかった完全凍結

この現象はシベリアだけにとどまらない。凍土を研究するウラジーミル・ロマノフ
スキーは、アラスカ州内の約180地点を長年調査していて、毎年1月半ばには活動層
が完全に凍結することを確認してきた。

ところが、近年は積雪のせいで2月まで凍結せず、さらに3月までずれ込んでいる。
そしてついに2018年には、アラスカ中部のフェアバンクス近郊の8地点、それに西
部にあるスワード半島の12地点で、完全凍結が起こらなかった。

地球全体の永久凍土は、大気中に存在する炭素の2倍近い、1600ギガトンもの炭素
を含んでいる。だが、それがすべて放出されることはなく、せいぜい80年で1割ぐ
らいではないかと考えられていた。

ところが活動層が冬に凍結しないとなると、事態は一変する。微生物が土壌の有機
物を分解することで、二酸化炭素やメタンが発生するのだが、それまで夏の数カ月
に限定されていた微生物の活動が、年中無休になる。

さらに冬の暖かさは永久凍土そのものにも伝わって、融解を加速させる。

気候変動が地球に与える影響を研究している米ウッズホール研究センターのマック
ス・ホームズはこう言う。

「永久凍土は時間をかけて少しずつ解けるものであり、この5年間は例外だと考え
られていました。でも、もしそうではなく、今の急速な変化がずっと続くとしたら
、これは一大事ですよ」

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