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ハワイの海岸を覆うプラごみ [環境]


ハワイ島南端のカミロビーチ。
3時間余りで3台の車の荷台は約450キロのごみでいっぱい。

ハワイ先住民の女性は
「私のおじいさんが子どものころ、ここでごみを見たことはなかったそうです」
とつぶやいた。

浜の砂を一摑みした。
手を開くと、白、青、黄、緑……色とりどりの小さな破片がたくさん混じっていた。

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「ハワイ島にたどり着くごみの多くは数年から10年ほどかけて中国や日本、韓国な
どの東アジア諸国からやって来たものだと推定されている。」

「地球の表面の7割を占める海に、プラスチック片の流れが生まれている。魚介類が
取り込み、それらを食べる人間の健康にも影響する懸念が高まってきた。ハワイに
は、そんな世界の海洋ごみが集まってくる。」

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「有害物質を含むプラスチックを摂取した魚介類を人が食べることによる
将来のリスクの上昇に警鐘を鳴らす」

「経済効率優先の大量使い捨て消費社会を変えなければ、プラスチック汚染は
止まらない」と指摘」

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2017.11.05
プラスチックごみがハワイの海岸を覆う 
いったいどこから来たのか
globe.asahi

人間が引き起こした気候変動によって地球は悲鳴をあげ、グローバル化が進むな
か、災害や戦争、テロなどで暮らしを奪われる人々が増えている。

持続可能な社会に戻るための目標として世界が合意したのが「持続可能な開発目
標」(Sustainable Development Goals:SDGs=エス・ディー・ジーズ)。

手遅れとならないために私たちができることは何か。漂流プラスチックやファス
トファッションの現場で、思いもよらないところに影響を及ぼし合っている私た
ちの世界を見た。


地球の表面の7割を占める海に、プラスチック片の流れが生まれている。魚介類が
取り込み、それらを食べる人間の健康にも影響する懸念が高まってきた。ハワイに
は、そんな世界の海洋ごみが集まってくる。

エイア マコウ イムア コウ アロ…… エ オラ イ カ アイナ オ カミロ……。

9月下旬、ハワイ島南端のカミロビーチで私は、8人のボランティアとともに大海原
に向かってハワイ語の祈りを捧げた後、作業に取りかかった。

「私たちはいまあなたの土地にいます。カミロビーチが未来永劫続くように、どうか
私たちを正しく導いてください」――という内容だそうだ。


早朝5時すぎにホテルを出てから4時間。途中で四輪駆動車に乗り換えなければなら
なかったのは、ごつごつした溶岩上の走行が続くからだ。

車がひっくり返るのではないかと思うほどの揺れに2時間耐えて、ようやくたどり
着いた。

簡単には人を寄せ付けない海岸を覆っていたのは、プラスチックごみだった。
形を残したものだけでも、ペットボトルのキャップ、漁網、弁当箱のような容器……。

ごみ清掃に参加したハワイ先住民の女性は「私のおじいさんが子どものころ、ここ
でごみを見たことはなかったそうです」とつぶやいた。3時間余りで3台の車の荷台
は約450キロのごみでいっぱいになった。

清掃を主宰するNGO「ハワイ・ワイルドライフ基金」副会長のメーガン・ラムソンに
よると、2003年から始めたハワイ島の海岸清掃で回収したごみの量は、これまでに
203トンに達する。

実際には、ごみの大半はもとの形をとどめていない、小さなプラスチック片だ。
漂着量は年々増え、今年はすでに昨年を上回っている。


プラスチックの吹きだまり

海のプラスチック汚染は1970年代、学術雑誌に初めて報告され、90年代前半に東海
大学教授(海洋物理学)の久保田雅久がハワイ諸島周辺をはじめ北太平洋の中緯
度に巨大なごみの集積海域があることを裏付けるシミュレーションを発表した。

これが「太平洋ごみベルト」の名で世界的に知られるようになった。海上の風や地球
の自転に影響される大きな海洋の循環によって、地球には浮遊物が集まってくる海
域が5カ所ある。ハワイ周辺はその一つだ。

ハワイ島にたどり着くごみの多くは数年から10年ほどかけて中国や日本、韓国など
の東アジア諸国からやって来たものだと推定されている。

東日本大震災の後には
東北地方からとみられる冷蔵庫のドアや船の一部などが打ち上げられたのが確認
されている。

こうした海洋ごみのなかで、近年国際的な注目を集めるようになったのが「マイク
ロプラスチック」と呼ばれる直径5ミリ以下のプラスチック片による海洋汚染だ。

プラスチックは、漂流するうちに紫外線や風波、魚がかじることなどによって細片
化されていく。


プラスチック・エイジ

今年6月、米ニューヨークで開かれた国連海洋会議の分科会で基調講演をした東京
農工大学教授(環境化学)の高田秀重は、有害物質を含むプラスチックを摂取した
魚介類を人が食べることによる将来のリスクの上昇に警鐘を鳴らした。

「レジ袋にペットボトル、コンビニ弁当……経済効率優先の大量使い捨て消費社会
を変えなければ、プラスチック汚染は止まらない」と指摘する。

世界の海に浮遊するプラスチックごみの総量は約27万トンと推定され、毎年約800
万トンのプラスチックが海に流れ出している。うち回収されるのは年約8万トンほ
どと言われている。

わずか100分の1だ。比重が重いプラスチックは海底へ、軽いプラスチックも漂流中
に生物などが付着して重くなるため、ほとんどは沈んでいく。

極地の氷の中や深海の泥からもマイクロプラスチックは見つかっている。世界的に
進行するマイクロプラスチック汚染は、すでに地層にもその痕跡を刻んでおり、
「プラスチック・エイジ」などという言葉も生まれている。

ハワイ島の人口は20万に満たない。自分たちが出したわけでもないごみが押し寄
せてくる現実をどう受け止めているのだろうか。


「私も消費者の一人」

ハワイ・ワイルドライフ基金はごみの量を記録し、分類や分析を続けているものの、
発生地を調べることはしていないという。その理由を尋ねると、ラムソンは「プラス
チック製品の原料、加工、流通が国境を越えてグローバル化している時代だ。

特定の国の責任を問うことにあまり意味はない。私もプラスチック製品の消費者の
一人だしね。

それに、この小さな破片には、どこからやって来たのかを探る手がかりは何にも残
っていない」と言って、浜の砂を一摑みした。

手を開くと、白、青、黄、緑……色とりどりの小さな破片がたくさん混じっていた。

17分野の目標を掲げるSDGsは、17面体のプリズムのようなものかも知れない。

このプリズムを通して見ると、マイクロプラスチックの問題は、海の環境問題であ
ると同時に、私たち一人ひとりの消費のあり方の問題でもあり、人びとの健康、食の
安全の問題でもあると考えることができる。

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書店は厳しい状況に [社会]


全国の書店、1990年代末に2万3000店ほどあったのが
2018年時点で1万2000店ほどにまで減少。

本のまちも厳しい出版不況にはあらがえなかった。

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本屋に行きたくなるような、本を手に取りたくなるような取り組み、
良書と出合う場の創出、文化の薫り高いまちづくりなどでかろうじて命を
繋いでいる感がある。

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バイク文化がSNSに敗れたという見方もあり、若者の趣味そのものも
変容している今日、「本」という情報源をいかに活用するかという
一つの選択肢になってきている。

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SNSに敗れたバイク文化 voice74.

電動自転車の普及
「三ない運動」で販売は頭打ちに
パソコンの普及とともに販売台数が急減

他の分野もそうだが、インターネットがここまで影響するとは、
PCが出た当初誰も読めてていなかった。

大きな変革を迫られる自動車業界のように、今まで日本の経済を支えてきた
一つである大きな企業にもそれが波及している。

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「まちの本屋」がどんどん潰れていく2つの理由
headlines.yahoo

気がつくと、町の書店がまた1つなくなっている。「ここもなくなったのか」。
そんな独り言を、思わずポツリとつぶやいたことのある人は少なくないはずだ。

書店調査会社のアルメディアによれば、1990年代末に2万3000店ほど存在した
全国の書店は、2018年時点で1万2000店ほどにまで減少しているという。
ネット販売や活字離れもあって、書店は厳しい状況に置かれている。

そんな中、書店を活かすことで地域の活性化に取り組んでいる街がある。
その1つが、青森県八戸市だ。同市の小林眞市長は、読書で多くの知識や教養を
得たことから、「本のまち八戸」の推進を2013年の市長選で公約。

2016年12月には、離島を除けば全国で初となる自治体直営の書店「八戸ブックセ
ンター」をオープンさせるなど、市民が良書と出合う場の創出、文化の薫り高い
まちづくりなどを行っている。


「本のまち」さえ青息吐息

同市は、1874(明治7)年に設立された八戸書籍縦覧所を前身とした日本最古の
公営図書館を有しており、青森県出身では初の芥川賞作家である三浦哲郎の出生
地でもあることなどから、「本のまち」としてのバックグラウンドもある。

しかし、本のまちも厳しい出版不況にはあらがえなかった。青森県の「商業統計
調査」によれば、「書籍及び雑誌類小売業」のピークは、1988(昭和63)年6月時点
の317事業所。

その後、2016(平成28)年の統計調査「経済センサス」内の「書籍・雑誌小売業(
古本を除く)」を見ると、89事業者にまで減少している。過去30年弱の間に統計調
査上、青森県内の書店が1/3以下に減っていることからもわかるように、八戸市の
書店も青息吐息だったことがうかがえる。

ところが、「八戸ブックセンター」誕生以降、市民の読書熱は高まり、共鳴する
ように、市内にある古き良き町の書店の中からも、個性的な取り組みが目立つよ
うになってきている。

伊吉書院類家店では、コミック担当の中村深雪さんが手がけるツイートやコミッ
ク紹介のポップ、売場の飾り付けが脚光を浴び、成田本店みなと高台店では、文
芸担当の櫻井美怜さんが手がける手作りのパネル(大型のポップ)が話題を呼んで
いる。

中でも大きな関心を集めている書店が、手描きのポップごと買える「木村書店」
だ。一つひとつ丁寧に手書きで作成された、約100種類のポップ付きの本が鮮やか
に陳列する店内のポップコーナーは圧巻。


「本屋さんならではの魅力」を届けたい

八戸ブックセンターでは、書店員が本の魅力を伝えるトークイベントなども行っ
ている。毎年秋には、ブックセンター主催の本づくしのイベント「八戸ブックフ
ェス」が行われるなど、同施設が市内にある書店と市民をつなぐハブ機能として
も作用している。

敵対するのではなく、町の書店同士がともに盛り上がるために日々、考えている。

「当たり前のことかもしれませんが、本屋さんに行かないと体験できない面白さ
を作り続けていけたら。今はポップが中心ですけど、本屋に行きたくなるような
、本を手に取りたくなるような取り組みをどんどんしていきたいです。

そういうときに、1人ではなく同じ思いを持った本屋があるのは支えになります。
これからも本屋さんならではの魅力を届けていければうれしいです」

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旧中山道の馬籠峠 外国人に人気 [社会]


古い日本の雰囲気、山や風景などの自然、いろりや畳の休憩場、
宿場町と峠道などが外国人に人気。

外国人の増加は、英国のBBC放送の番組で取り上げられた数年前から
顕著になったという。

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2019/05/19
日本人そっぽの峠越え、外国人に大人気 英テレビで注目
headlines.yahoo

江戸時代の宿場町の雰囲気が残る長野県南木曽町の妻籠(つまご)宿と、
岐阜県中津川市の馬籠(まごめ)宿。両宿を結ぶ旧中山道の馬籠峠を歩く外国人
ハイカーが、近年増加している。英国のテレビ放送などで知名度が上昇。

2018年度は65の国・地域の人が訪れ、初めて3万人を突破した。
日本人より多い6割超を占めており、まだまだ増えそうな勢いだ。


二つの宿場の距離は約9キロあり、徒歩で約3時間の道のり。
外国人ハイカーは、交通の便の良いJR中津川駅から馬籠宿に入り、妻籠宿まで
歩く人が多いという。

江戸時代の旅が体験できるとして広まり、急な坂道はあるものの、荷物を有料で
運んでもらえるため、身軽に歩けることも人気につながっている。

妻籠宿の住民らでつくる公益財団法人「妻籠を愛する会」は、両宿のほぼ中間地
点にある「一石栃(いちこくとち)立場(たてば)茶屋」を整備。無料でお茶を
振る舞いながら、通過する人数と国籍を調べている。

茶屋は江戸時代後期の民家を改装したもので、いろりや畳の休憩場がある。古い
日本の雰囲気が楽しめることから、多くの人が立ち寄っている。

4月、英国から来たマッチ・ルーヘンさん(31)は「とても美しい宿場町と
峠道だ。昔に戻ったよう」と満喫した様子。

茶屋で出迎える勝野富紀人さん(78)は、今年の秋で10年を迎える。
やかんでお湯を沸かしながら、忙しそうに茶わんを洗う。
ヒノキの笠をかぶり、簡単な会話で対応する。

「単語で通じるんですよ。多くなった外国人に、行き届かないこともあるけど、
笑顔で迎え、笑顔で送り出しています」

外国人の峠越えは、09年度は約5850人だった。それが18年度は約3万14
00人に増え、5倍を超えた。外国人の増加は、英国のBBC放送の番組で取り上
げられた数年前から顕著になったという。

一方、峠を歩く日本人は年々減っていて、18年度は全体の4割を切った。

18年度の65の国・地域のうち、33カ国は英国のほか、フランス、スペイン
、ドイツなどのヨーロッパからだった。妻籠を愛する会の調査では、目的は山や
風景などの自然を楽しむ人が多く、宿場風景、ウォーキング、と続いている。

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BMWの研究最前線 3Dプリンター [技術]


「3Dプリントなどで、低賃金の国で生産するインセンティブはなくなる。消費地
に近い場所で生産が増えれば、途上国から先進国へと工場が戻る可能性がある」

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「この技術がものになれば、モノを動かさなくても、データの移動だけで同じ
品質の部品を世界のどこでもつくれる。地域や消費者の特性に合わせたカスタマ
イズも簡単です」

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60年には工業製品の50%が3Dプリントでつくられると予測。
高速化で印刷の運転費用が下がれば、モノの輸送は減り、世界の貿易量も
60年には現在より2割以上減るとした。

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2019.04.10
3Dプリンターが貿易の世界を根底から変える 
BMWの研究最前線を見た
globe.asahi

それぞれの国から部品を輸入し、主力工場で本体を組み立てる――。そんな現代
のサプライチェーン(供給網)の図式が、近い将来、根底から変わるかもしれない。

3Dプリンターなど最新テクノロジーの急進で、貿易の「主役」はモノからデータ
に移りつつある。欧州を代表する高級自動車メーカー・BMWの研究開発拠点を訪ね
た。

ドイツ南部ミュンヘンの中心部から地下鉄で15分ほど。住宅街の中にBMWの「付加
製造センター」はあった。自己紹介をすませると、センターを率いるイェンス・
エルテルはさっそく、スーツの内ポケットから恐竜の爪の化石のような鉛色の部品
を取り出して言った。

「3Dプリンターでつくりました。硬度は従来のプラスチック製の10倍、重さは44%
軽くなったんですよ」

日本で昨年4月に発売したオープンカー「i8ロードスター」。そのルーフトップを
格納する時に後部座席に取り付けるアルミニウム合金製の部品だという。エルテ
ルは声を弾ませる。「この生産ネットワークが実現すれば、あらゆる部品を必要
な場所で、直接生産できる。『脱中心化』の第一歩なのです」

技術者ら約60人が働く製作現場で稼働中の3Dプリンターの小窓をのぞくと、平ら
に敷きつめられたアルミニウム粉末の上をサーッとレーザー光線が駆け巡り、火
花が散った。

光線の温度は1000度以上。これで金属粉を焼き固めていくという。
インプットされたデータ通りに、再び金属粉が敷かれ、光線が当たる。輪っかを
積み上げて筒をつくるイメージで、約40時間かけて6400もの層を積み重ねていく。
やがて、サッカーボール大の自動車用オイルトレーができあがるという。

BMWは1991年から3Dプリンターで試作品をつくり始め、この10年で100万個の自動
車部品を「印刷」した。昨年は20万個以上で前年より42%も増えた。ただ、原材料
が高く、5万~6万台を超えると従来の生産方式に採算面でかなわない。

既存の生産ラインへの融合など他にも課題はある。それでも、とエルテルは言う。
「この技術がものになれば、モノを動かさなくても、データの移動だけで同じ
品質の部品を世界のどこでもつくれる。地域や消費者の特性に合わせたカスタマ
イズも簡単です」


BMWグループは、すでに50台以上の3Dプリンターを世界各地に配備している。
総額1000万ユーロ(約13億円)以上を投じて、今年中には新たな研究施設をオープ
ンさせる予定で、3Dプリンターのさらなる活用をめざすという。


「主役」はモノからデータへ

低賃金の労働者を求めて工場を海外に移していた企業の姿勢も、技術革新で変わ
るかもしれない。ジュネーブ国際問題高等研究所教授のリチャード・ボールドウ
ィンは、そう指摘する。

「3Dプリントなどで、低賃金の国で生産するインセンティブはなくなる。消費地
に近い場所で生産が増えれば、途上国から先進国へと工場が戻る可能性がある」

オランダの金融大手「ING」は2017年9月、「3Dプリンティング:国際貿易への脅威
」と題したリポートで、仮に今のペースで投資が続けば、60年には工業製品の50%
が3Dプリントでつくられると予測。

高速化で印刷の運転費用が下がれば、モノの輸送は減り、世界の貿易量も60年に
は現在より2割以上減るとした。

ブロックチェーン技術など、他のデジタルテクノロジーが輸送を効率化すれば、
貿易量が増加に転じる可能性もある。だが、モノからサービスへの流れは確実に
加速している。

世界貿易機関(WTO)は昨年のリポートで、金融や通信といったサービス産業が世界
の貿易に占める割合は、今の21%から30年には25%へ拡大すると指摘。
一方、市場の集中やプライバシーの侵害を防ぐ国際的なルールが必要だという。

ボールドウィンは言う。
「テクノロジーが貿易ルールを変えるわけではない。デジタルテクノロジーのた
めに新たなルールが必要なのだ」

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