So-net無料ブログ作成

カスピ海を襲う開発汚染と気候変動 [環境]


東ヨーロッパと中央アジアの境に位置するカスピ海。
と言っても世界最大の湖。
そのカスピ海にも環境汚染と気候変動が押し寄せている。

--
石油と天然ガスの採掘から生じる汚染に気候変動による水面低下が加わり、
カスピ海の多くの生物種、そしてカスピ海自体の未来が脅かされている。

深刻な汚染は石油の採掘・精製、海底油田、原子力発電所からの放射性廃棄物、
そして主にボルガ川から流れ込む大量の未処理下水と産業廃棄物

--
カスピ海の沿岸や島々に100万頭以上のアザラシが生息していたが、現在は当時
の10%未満に減ってしまい、環境問題のすべてがアザラシに表れ、絶滅危惧種に
指定されている。

--
また、キャビアは「以前は1キロ当たり10マナト(約650円)程度だったのが、
今では1500マナト(約10万円)以上する。しかも、ほとんど手に入らない」

カスピ海のチョウザメの漁獲量は全世界の80%を占めていた。


カスピ海沿岸5か国、歴史的協定に署名されるも
水面が毎年6センチ以上低下しているというカスピ海だが、沿岸諸国は
中央アジアのアラル海と同じ運命をカスピ海がたどることを懸念している。


---
ここにも中国資本?・・
カスピ海周辺3か国つなぐ鉄道が開通 中国─西欧の所要時間短縮
AFP

産油国アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領はバクー
での式典で、BTK鉄道について「アジアと欧州を結ぶ最短で最も信頼できる経路だ」
と述べ、開通は中国─欧州間の所要時間の短縮に寄与すると強調した。

10億ドル(約1130億円)余りを投じて敷設されたBTK鉄道の年間輸送能力は当初は
500万トンだが、1年以内に1700万トンに引き上げる計画。旅客の年間輸送能力は
100万人としている。

---
動画アリ

2019年6月22日
アザラシもキャビアも消えるカスピ海を襲う開発汚染と気候変動
AFP

カスピ海(Caspian Sea)沿岸に位置するアゼルバイジャンのバクー湾(Baku Bay
)ではかつて、水辺にいるアザラシの姿はありふれた光景だった。

だが今はもう、その光景が見られることはない。1世紀前にはカスピ海の沿岸や島
々に100万頭以上のアザラシが生息していたが、現在は当時の10%未満に減ってし
まい、絶滅危惧種に指定されている。

アゼルバイジャン動物保護協会(Azerbaijan Society for the Protection of A
nimals)のアゼル・ガラエフ(Azer Garayev)会長(57)によれば、その原因は
数十年に及ぶ乱獲と産業汚染だという。

2003年、同協会はわずか1か月の間に750頭のアザラシの死骸を見つけた。
「異常事態だった」にもかかわらず、誰も調査しなかった。
「(カスピ海では)主な環境問題のすべてがアザラシに表れる」と同氏は話す。

世界自然保護基金(WWF)の2016年の発表によると、かつて世界屈指の生息数を誇ったチョウザメは、過去30年間で10%以下に減ってしまった。

チョウザメの卵であるキャビアについてガラエフ氏は、「以前は1キロ当たり10マ
ナト(約650円)程度だったのが、今では1500マナト(約10万円)以上する。
しかも、ほとんど手に入らない」と語った。

アゼルバイジャン、イラン、カザフスタン、ロシア、トルクメニスタンの5か国が
面するカスピ海は世界最大の陸水域で、日本の国土面積とほぼ同じ広さだ。

アザラシやオオチョウザメの他、カメなどの固有種が生息するカスピ海だが、エ
ネルギー資源も豊富だ。推定埋蔵量は原油が約500億バレル、天然ガスが約8兆500
0億立方メートルとされている。

これら石油と天然ガスの採掘から生じる汚染に気候変動による水面低下が加わり、
カスピ海の多くの生物種、そしてカスピ海自体の未来が脅かされている。

深刻な汚染は石油の採掘・精製、海底油田、原子力発電所からの放射性廃棄物、
そして主にボルガ川(Volga River)から流れ込む大量の未処理下水と産業廃棄物
が源になっていると、国連環境計画(UNEP)は警告している。

漁師から水理地質学者に、そして環境活動家となったアリガイダル・マメドフ
(Aligaidar Mammedov)氏は、石油の採掘方法がチョウザメを殺したり、追い立
てたりしていると訴える。「水中で人工的に地震を起こすため、チョウザメが生
息する水底が破壊される」

マメドフ氏はまた原油流出による汚染の可能性についても警告している。原油流出
による汚染は、海洋よりも陸水域で起きた方がより深刻だ。

しかも石油産業による汚染に歯止めがかかったとしても、地球温暖化による水面
低下によって、カスピ海は徐々に壊滅的状況に向かいかねない。

アゼルバイジャン国立科学アカデミーは最近の研究で、カスピ海の水面は毎年6セ
ンチ以上低下していると推定している。

海洋科学者のエルヌル・サファロフ(Elnur Safarov)氏は、「カスピ海沿岸5か
国とその経済、人々の生活は…漁業や石油産業、農業、通信産業などすべてをカ
スピ海に頼っている」「水面が変化すれば、沿岸部全体の社会的・経済的状況が
変わる」と話す。

沿岸諸国が懸念するのは、世界最大の環境災害によって大半が干上がってしまった
中央アジアのアラル海(Aral Sea)と同じ運命をカスピ海がたどることだ。

動物保護協会のガラエフ氏は「アラル海のように失ってしまうのはばかげている。
考えたくもないし、そんなことは犯罪だ」と述べた。

コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。