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イチゴ流出に始まるイチゴ戦争 [経済]


日本品種の果物の種苗が韓国や中国などに持ち出され
現地で栽培されている。

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ルーツは日本産で日本から流出した品種を基に韓国で
交配されたものが多いという。

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「日本産を追い出した“韓国産イチゴ”…“イチゴ韓流”狙う」では、香港、シン
ガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアで韓国産品種のイチゴ輸出
が増加しており、わずか10年で日本品種のシェアをひっくり返したと報じている。

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『モノがいいから売れる』という時代はとっくに終わっている、『韓国にやられた
』と憤るのは簡単だが、敗因をしっかり分析して対応しないと、同じ失敗を繰り返
すだけだ」

農産のみならず畜産においてもそうだ。日本品種に対する脇の甘い守りが招いた
ものだが、関係省庁の指導のもと、次からつぎへと攻勢をかける改良で、優位性を
保つシステムを構築し、競争力に備えなければならない、そんな時代にきている。

さらなる品種改良で先行
韓国のこの貪欲さ、したたかさは学ぶべきものがる。

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2019/08/20
韓国で日本の果物が無断栽培日韓「農業戦争」が勃発していた
headlines.yahoo

日本のイチゴやブドウなど、果物の種苗の流出防止が喫緊の課題となっている。
日本の高級果物は海外でも人気が高いため、韓国や中国などに持ち出され、
現地で栽培されて東南アジアで販売されるケースが後を絶たない。


日本品種が韓国品種を「食い散らかした」?

「おいしーい、このイチゴ! 甘―い!」

2018年に韓国・平昌で開かれた冬季オリンピックで、日本の女子カーリングチーム
の選手が「韓国産イチゴ」を休憩中に食べ、こう感想を漏らしたのを覚えている読
者も多いだろう。

このイチゴ、ルーツは日本産で、栃木県産の「とちおとめ」などが韓国で交配され
た品種だったとみられている。当時の斎藤健農林水産大臣も「以前に日本から流出
した品種を基に韓国で交配されたものが主だ」と発言した。

この問題をめぐって、日本のメディアはこぞって「国内品種の海外流出」と国民感
情を煽るような仕方で報じた。

今年1月にも、韓国在住の日本人ユーチューバーが日本品種のイチゴを交配して作
られた「韓国産の巨大イチゴ」を紹介したところ、「日本向けにやってるならこの
動画見て不快な思いする日本人がどれだけいるか考えてほしい」「いくらなんでも
日韓の情勢に疎すぎる」と批判が殺到、動画が削除される事態に発展している。

日韓の間で、イチゴがナショナリズムの対立の象徴として機能する流れは今後も続
きそうだ。

ではそもそも、韓国への「イチゴの流出」はいつごろから始まっていたのか。

農水省の資料によると、1990年代から被害にあったのは、愛媛県産の「レッドパー
ル」、静岡県産の「章姫」、栃木県産の「とちおとめ」の3品種。

日本の個人業者や自治体が、一部の韓国の育成者に「個人栽培」を許可したところ
、現地で外部に流出し、無断で栽培されるようになった。さらには、これらのイチ
ゴが日本に逆輸入されるケースも目立った。

こうした経緯は韓国でどう捉えられているのだろうか。 同国の大手紙「ハンギョ
レ新聞」が積極的に取り上げているので、該当記事を紹介してみたい。

2018年12月5日配信の「日本産を追い出した“韓国産イチゴ”…“イチゴ韓流”狙
う」では、香港、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアで韓
国産品種のイチゴ輸出が増加しており、わずか10年で日本品種のシェアをひっくり
返したと報じている。

韓国農村振興庁によると、韓国産品種のイチゴ輸出量は、2013年の3116トンから20
16年には4125トンに増加。普及率は2005年の9・2%から2009年には56・4%で半分
を超えた後、95%程度まで到達している。

この記事では、「(韓国)国産品種イチゴの輸出増加は、日本品種が蚕食した国内イ
チゴ栽培農家に対し国産品種の普及を拡大した効果」だと書かれている。「蚕食」
というのは「食い散らかした」という意味だ。



日本の農家はお人好しすぎる

農水省によると、韓国産イチゴの流出による損失額は、この5年間で220億円に上る
という。

では、品種改良で先行していた日本が、もし海外でのセールスをより早くかけてい
れば、この220億円の損失はなかったのだろうか? このことについて、自民党の
農相経験者はこう話す。

「大臣時代に、農水省職員に『イチゴをシンガポールに売り込め』と言ったら、
『鮮度が持たない』と言われた。しかし、実際にシンガポールに行ってみると、韓
国産のイチゴが置いてある。どういうことかと担当職員に聞いたら、『すぐに腐る
のでコスパが悪い』と言う。こんな調子で、とにかく消極的だった。

どうしてそうなるかというと、農水省は自民党の農林族に睨まれないようにしなが
ら、国内農家にうまく利権配分する制度をつくることが仕事だから。海外で販路を
開拓するなんて眼中にない。

JAにしても、最近やっとイトーヨーカドーのOBを販売担当の幹部に引き抜いて、改
革を始めたところだ。『モノがいいから売れる』という時代はとっくに終わってい
るのに、それに対応できていない。『韓国にやられた』と憤るのは簡単だが、敗因
をしっかり分析して対応しないと、同じ失敗を繰り返すだけだ」

実際、新鮮なイチゴの海外でのニーズは高い。例えば、農業ベンチャーの「Oishii
Farm(オイシイファーム)」は、アメリカで初めてイチゴの植物工場を作り、気温
や湿度、光の量など全てが管理された工場で、毎日数百個のイチゴを収穫している
。バイヤーからは、市場価格の2~3倍を提示されているという。

新鮮で高糖度の日本のイチゴを新鮮な状態で販売することができれば、海外で一気
にマーケットシェアを取れる可能性は高い。先の農相経験者はこう話す。

「日本産の果物の需要は、海外でも間違いなくある。東京五輪で外国の選手にどん
どん食べてもらって、現地で食べたいというニーズを開拓できれば、販路は開拓で
きるんじゃないか。

事実、長野五輪の時にはタタミの海外ニーズが高まった。実感に裏付けられた口コ
ミが強いのは、外国でも同じだ。トランプ大統領だって、米国内に植物工場ができ
て雇用創出される分には歓迎するはず。積極的に働きかけるべきだ」

日本は「お人好し」をやめない限り、今後も同様の事態に見舞われるだろう。筆者
も以前「WTO判決『必死の韓国』に敗北した、日本の絶望的な外交力」で報じたよ
うに、いま韓国は国際社会でのロビー活動を強化しているためだ。

前述したハンギョレ新聞の記事で、論山イチゴ試験場長のキム・テイル氏はこう
話している。

「まだ国内外で雪香を凌駕する品種はないが、時間が過ぎればいくらでも出て来ま
す。 そうなれば一発で国内イチゴ市場が崩れかねません。多様な経路で色々な品
種を作り、競争力を備えなければなりません」

韓国のこの貪欲さが、WTOでの勝訴にもつながったことは間違いない。日本が韓国
から逆に「流出させる」べきものがあるとすれば、このしたたかさなのだろう。

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