So-net無料ブログ作成

人間は自然から離れ病んでいる [人間]


子供の頃「父親の隣で雑草取りや水やりなどの手伝いをした」
という体験が何ものにも代えがたい貴重なものだった。

「赤い実を付けた低木の茂みがあった。それが森や自然の素晴らしさに魅了
されるきっかけになった」と・・

---
人間は自然から離れ
「土は人間や農業の出現よりもずっと前から、複雑な生命の源だった。
土は今も私たちの幸せに不可欠だが、多くの人は触れたこともない」、
人間は自然から離れたことで病んでいると。


「自然のプロセスを理解できれば、自分のもっと深い部分と、もっと
きちんと向き合える」と

クランツ氏は人間が自然に立ち戻る方法を提唱
子供たちに庭造りを教える取り組みを続けている。

---
2019年05月29日
人間は自然から離れたことで病んでいる──
土を愛した女性のガーデニング哲学
newsweekjapan

<小学校の庭管理ボランティアから自然回帰を唱える人気ガーデナーに
美しく豊かな庭を造り続けるローリ・クランツが新著で訴えること>

抱え切れないほどの情熱を持つローリ・クランツも、出発点はこぢんまりして
いた。コネティカット州ブルームフィールドの自宅裏にあった父親の菜園だ。

幼い彼女は、父親の隣で雑草取りや水やりなどの手伝いをした。
「そんなことでも、私にとっては魔法のような体験だった」と、クランツは言う。

菜園にはキュウリやスイカ、トマトが実り、背の高いヒマワリもあった。
庭の斜面を下った先にある森に足を延ばすと、ミズバショウや

「赤い実を付けた低木の茂みがあった。それが森や自然の素晴らしさに魅了
されるきっかけになった」。

クランツはその後ロサンゼルスに居を移してシンガーソングライターになり、
2人の息子に恵まれた。やがて幼少時代の情熱の対象は仕事になり、さらには使命
に変わっていった。

長男の小学校でボランティアとして学校の庭の管理を担当すると、すぐにその
作業に魅了された。「図書館に行ってガーデ ニング関連のあらゆる本を借りた」
と、彼女は言う。「学校の庭は私の実験室になった」

次男の小学校では庭を管理するボランティアがなかったため、「自分でガーデニ
ングを始めた」という。「ほかの子の親からも、自宅の庭造りを手伝ってほしい
と頼まれた」

こうした活動が高じて、彼女は2009年に「エディブル・ガーデンズLA」を立ち上
げる。顧客リストにはシンガーソングライ ターのケイティ・ペリーや俳優のアダ
ム・スコットといったセレブのほか、人気レストランや美術館の名が並ぶように
なった。


人気シェフのスザンヌ・ゴインも、8年前にクランツに庭造りを依頼した。
「植物を目で見て感じ、季節ごとの様子を知ることで、食に対する考え方が
変わった」と、ゴインは言う。

クランツは今年2月、夫のデ ィーン・クイパーズとの共著 『庭はどこにでも
──豊かで美 しく食べられるガーデン』(エイブラムズ社刊)を出版した。

同書を彩るのは、フォトグラファーの牧野吉宏による甘美な写真。ページをめく
るうちに土をいじりたくなり、クランツが紹介するソラマメやビーツの簡単な栽
培法を読めば種のカタログに手を伸ばしたくなる。


子供たちの目を開かせる

クランツは自身のスタイルについて「自然をそのまま受け入れている。秩序に
縛られ過ぎているのは好きじゃない」と言う。

彼女は自然の持つ回復力も信じており、「地球の自然なプロセスに飛び込む」
ことが大切だと言う。「植物を育てていると、自分も一緒に進化していることに
気付く。人間と自然は互いをよく知っている」


夫のクイパーズは長年にわたって環境政治学や人間と自然の関係を研究し、
執筆活動を行ってきた。祖父母は父方も母方もミシガン州に農場を所有していて、
「地元を離れるまでは、誰でもブドウの枝の誘引やトウモロコシの穂を刈る時期
を知っていると思っていた」。

5月に出版されるクイパーズの回顧録『ザ・ディア・キャンプ』は、農場での経
験がいかに家族を癒やしたかを書いている。

その中で彼は、生態学者ポール・シェパードの言葉を引用している。
「土は人間や農業の出現よりもずっと前から、複雑な生命の源だった。
土は今も私たちの幸せに不可欠だが、多くの人は触れたこともない」。

人間は自然から離れたことで病んでいると、クイパーズは考える。

クランツとクイパーズは、人間が自然に立ち戻る方法を提唱しようとしている。
その目標を達成するため、クランツは子供たちに庭造りを教える取り組みを続け
ている。


自分で育てたものを食べれば、より健康的なだけでなく栽培プロセス(食べ物は
「食料品店の棚に魔法のように現れるわけではない」)を知ることにつながる。

育てるのに必要な忍耐を学ぶことにもつながり、「最高の教師」である失敗の
価値や、野生生物との共存(毒を使わず虫よけをする)の必要性を知ることにもな
るとクランツは言う。

ガーデニングは、より大きな生態系と自分とのつながりを知る行為だと彼女は語
る。最もうれしいのは、子供たちがガーデニングを通じて植物や野菜が「季節と
共に移り変わり、また元の状態に戻る」のを見つめる様子を眺めることだという。

「自然のプロセスを理解できれば、自分のもっと深い部分と、
もっときちんと向き合える」

コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。